室温より低い温度の空気を下から吹出し、居住域や作業域のみを快適な状態にする省エネルギー性の高い空調方式です。暖かい空気が上昇する原理を利用しており、一般的な天井吹出し方式と比較すると、少ない風量で良好な室内環境を保つことができます。
熱流体解析(CFD)
検証実験(小笠山総合運動公園 エコパアリーナ)
室内の空気の流れや温度の分布をコンピューターで計算して三次元的にシミュレーションすることができます。ホール、体育館、クリーンルーム、データセンターなどの特殊空間では、熱流体解析により空気の流れや温度分布を「見える化」できるため、ドラフトや熱だまりの解消、温度分布の均一化を図り、高品質な空調環境を提供することが可能です。
Software「FlowDesigner」株式会社アドバンスドナレッジ研究所
二流体加湿システムは、圧縮空気と水で触っても濡れない微細な水ミストを生成・噴霧して、精密な湿度管理が必要なクリーンルームなどを加湿するシステムです。従来の蒸気加湿に比べるとランニングコストが低減し、また水噴霧により発生する気化熱で周囲の空気を冷却する効果もあるため、省エネルギーで環境にやさしいシステムです。
深度10m以下の地中温度は、年間を通じて15℃前後と安定しており、この地中熱エネルギーを冷暖房に利用するシステムです。地中に熱交換器を設置し、不凍液を循環させて地中熱を利用します。夏は冷たく、冬は暖かい地中熱を利用するため、電力使用量やCO₂排出量を削減することが可能です。
設備機器や配管などを、あらかじめ工場でユニット化してから現場に搬入し、組み立てる工法です。現場での作業が軽減するため、省力化、品質の安定、工期短縮、現場作業の安全性向上などのメリットがあります。また、従来の現場加工に比べると、廃棄物の発生量が軽減され、周辺環境への騒音・振動・粉塵などを抑制することもできます。
ダクトを必要な寸法に加工し、折りたたんだ状態にすることで、運搬時のスペースを大幅に節約することができます。一度に大量のダクトを運搬することで、運搬・搬入車両の削減およびコスト低減に取り組んでいます。
冷水配管、温水配管、冷却水配管等の確実な施工をチェックするため、トレサ・ラベル工法®を導入しています。配管接続時に作業員が確認して1枚目のラベルを貼り、配管完了時に当社社員が確認して2枚目のラベルを貼ります。最後に圧力試験や通水試験を行い、問題がなければ3枚目のラベルを貼ることで、漏水を防止し、高品質な施工を確保します。